AI×節約・家計

ChatGPTで家計を見直す。
月末5分の「支出ふり返り」プロンプト集

公開: 文: 波音(Namine) 約8分で読めます

家計簿はつけているのに、数字を眺めるだけで終わっている。我が家がそうでした。集計結果をChatGPTに貼って質問すると、そこから先に進めます。

以前、AIで家計簿が続く。忙しい共働き家庭の「ゆるオート家計管理」入門でも少し触れましたが、我が家では月末に家計簿アプリの集計結果をChatGPTに貼り付けて、いくつか質問するのを習慣にしています。実際に使っているプロンプトを、そのままコピペできる形で載せます。なお、アプリを使わずChatGPTで家計簿そのものを作る手順はChatGPTで家計簿を作る手順。アプリなしで自分仕様に整える方法にまとめています。

なぜChatGPTが家計の振り返りに向いているのか

家計簿アプリの集計画面は、数字とグラフを「見せてくれる」だけです。そこから「じゃあ何をすればいいか」を考えるのは、結局こちらの仕事になります。

ChatGPTのような対話型AIが優れているのは、数字を渡すと、こちらの聞き方次第で切り口を変えて分析してくれるところです。「先月と比べて」「原因を3つ挙げて」「家族に説明する言い方で」など、欲しい形に加工してもらえます。無料版でも基本的なやりとりは十分できるので、まずは無料の範囲で試してみるのがおすすめです。

基本の使い方(3ステップ)

ステップ1:家計簿アプリの集計結果をコピーする

月ごとの費目別合計(食費〇円、日用品〇円 など)を、家計簿アプリの画面からそのままコピーするか、簡単に書き出します。細かい品目まで入れる必要はありません。

ステップ2:具体的に質問する

「今月の支出を分析して」のような曖昧な聞き方だと、当たり障りのない回答しか返ってきません。「何と比べて」「何を知りたいか」を具体的に指定するのがコツです。

ステップ3:提案は「たたき台」として扱う

ChatGPTの提案は参考意見であって、正解ではありません。我が家の状況に合わない提案も出てくるので、気になったものだけ拾って、最終判断は自分でするようにしています。

実際に使っているプロンプト集

月末の支出ふり返り用

以下は今月の費目別支出です。先月と比べて増えた費目トップ3と、考えられる原因を教えてください。 [ここに費目と金額を貼り付け]

金額を貼るだけで、次のように、数字の裏側を言語化してくれます(実際のやりとりのイメージ)。

先月:食費52,000円 外食8,000円 日用品15,000円。今月:食費58,000円 外食21,000円 日用品14,000円。増えた費目トップ3と原因を教えて。
増えたのは①外食費(+13,000円)②食費(+6,000円)③(日用品はほぼ横ばい)です。外食費の伸びが突出しているので、まずここが見直しの狙い目。「疲れた日の外食が月後半に集中していないか」を確認すると、原因が特定しやすいです。

このように「増えた費目」と「次に見るべきポイント」まで返してくれるので、数字を眺めて終わりになりません。

固定費の見直し用

以下は我が家の毎月の固定費一覧です。一般的に見直しの余地が大きいと言われる項目はどれですか。理由も教えてください。 [固定費の項目と金額を貼り付け]

固定費は一度見直すと効果が長続きするので、優先的に聞く価値があります。ただし提案の実行可否(解約条件など)は必ず自分で確認しています。固定費見直しに絞った詳しい手順はAIに固定費を診断してもらう。共働き家庭の固定費見直し手順でまとめています。

節約アイデア出し用

共働き・子育て中の家庭で、食費を月5,000円減らすには何ができますか。無理のない範囲でアイデアを5つください。

「〇〇を我慢する」ではなく「アイデアを複数出してもらい、できそうなものだけ選ぶ」使い方にすると、無理のない節約につながります。

家族に共有する用

以下の家計の状況を、責めるニュアンスなしで、家族に共有する短い文章にしてください。 [今月の状況を簡単に貼り付け]

数字をそのまま見せると角が立つこともあるので、伝え方を整えてもらうのも地味に便利です。そもそも夫婦の分担方法自体を見直したい方は夫婦別財布、精算どうしてる?よくある分担方法とその選び方もどうぞ。

集計しやすい家計簿アプリの選び方を見る

【2026年最新】ChatGPT自体に家計簿機能「Finances」が登場

実は今、この「集計結果を貼り付ける」ひと手間すら要らなくなる動きが始まっています。OpenAIは2026年5月15日、ChatGPTに銀行・カード・証券の口座を直接つないで家計を相談できる新機能「Finances」を発表しました。

  • 口座をつなぐと、支出・請求・サブスク・純資産などをChatGPT上でまとめて確認できる
  • 「今月どこに使いすぎ?」「不要なサブスクある?」と会話で聞ける
  • 口座接続にはPlaidという仕組みを使い、12,000以上の金融機関に対応

ここで正直にお伝えしておきたいのは、この機能は今のところ米国のChatGPT Proユーザー向けの先行提供で、日本ではまだ使えません(2026年9月時点)。日本での提供時期も未定です。

ただ、方向性ははっきりしました。これからのAIは「家計簿アプリの数字を人が貼り付ける」段階から、「AIが口座を直接見て相談に乗る」段階へ進んでいきます。日本で使えるようになるまでの間も、この記事のプロンプト方式なら、口座連携なしで今日から同じこと(支出の分析・固定費チェック・節約提案)ができます。焦って新機能を待つ必要はありません。

Financesの仕組み・安全性・料金・日本での提供見通しは、ChatGPT「Finances」とは?できること・料金・日本での提供を徹底解説で詳しくまとめています。

使うときに気をつけていること

  1. 個人情報や口座番号などは入力しない。費目と金額だけで十分分析できます
  2. 金額は概算でよい。1円単位まで正確である必要はありません
  3. 提案を鵜呑みにしない。特に税金・保険・契約変更が絡む提案は、必ず公式情報で確認してから動く
  4. 無料版で十分な範囲から試す。プランの違いは変更されることがあるため、最新情報は公式サイトで確認してください

よくある質問(FAQ)

つけた家計簿を、どう活かせばいい?

記録した数字をChatGPTに渡して、「支出の傾向は?」「来月どこを削れる?」と要約・分析してもらうのがおすすめです。つけて終わりにせず、翌月の改善につなげると、家計簿がぐっと役に立ちます。

個人情報は入れて大丈夫?

口座番号や氏名などは入れず、金額とカテゴリーだけにとどめましょう。それだけでも、支出の傾向をつかんだり相談したりするには十分です。

続けるコツは?

毎日きっちりつけようとしないことです。月末に5分だけ振り返る、といったゆるい運用でも、傾向は十分に見えてきます。完璧を目指さず、続けられる形にするのが一番です。

まとめ:家計簿は「つけて終わり」にしない

家計簿アプリでデータを集めるだけでは、気づきは生まれません。月末に5分、ChatGPTに聞くひと手間を足すだけで、同じデータから得られる情報の質がぐっと上がります。

  • 集計結果を貼るだけでOK。品目まで細かく入れなくていい
  • 「何と比べて」「何のために」を具体的に聞く
  • 提案はたたき台。最終判断は自分でする

今月分の集計が終わったら、まずは「支出ふり返り用」のプロンプトから試してみてください。AIで家計管理を始める全体像は、完全ガイドにまとめています。

※ ChatGPTの機能・料金プランは変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

このテーマのまとめ AIで家計管理を始める完全ガイド。記録の自動化からChatGPT活用まで AIで家計管理を始めたい人向けの完全ガイド。家計簿の記録を自動化する方法、ChatGPTで支出を分析・相談するやり方、安全に使うための注意点まで、共働き・子育て家庭が無理なく続けられる順番で、我が家の実践を交えてまとめました。

Author この記事を書いた人

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波音(Namine)

共働き・子育て中の働く親。AIを使った家計管理や副業の実践記録を、等身大でつづっています。難しい専門用語はなるべく使わず、明日から試せる工夫を大切に。

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