ChatGPTで家計簿を作る手順。
アプリなしで自分仕様に整える方法
家計簿アプリの費目が自分の暮らしに合わず、結局続かなかった。かといって、一から表を作るのも面倒。そんな遠回りをやめて、ChatGPTに家計簿の”仕組みごと”作ってもらう方法を紹介します。
既存のChatGPTで家計を見直す。月末5分の「支出ふり返り」プロンプト集では「集めた家計データを分析する」使い方を紹介しましたが、この記事はその前段階、家計簿そのものをChatGPTで作る手順を、コピペで使えるプロンプトつきでまとめます。アプリは使いません。
なぜ「ChatGPTで作る」と続きやすいのか
家計簿が続かない大きな原因は、自分の生活に合っていない型を使っていることです。アプリの費目は万人向けなので、「うちには要らない費目」や「逆に足りない費目」が出てきて、だんだん面倒になります。
ChatGPTで作ると、自分の暮らしに合わせて費目も記録の型も相談しながら決められるのが利点です。しかも、費目分けや集計の面倒な部分はAIに任せられるので、続けるハードルが下がります。無料版でも十分できるので、まずは気軽に試せます。
なお、2026年には口座を直接つないで家計を相談できるChatGPTの新機能「Finances」も登場しました(日本は未提供)。その全体像はChatGPT「Finances」とは?できること・料金・日本での提供を徹底解説にまとめています。
ステップ1:費目(カテゴリー)をChatGPTと決める
まずは「何を・どう分類するか」を決めます。自分の暮らしを一言添えて相談すると、ちょうどいい費目を提案してくれます。
共働き・子ども2人(3歳と1歳)の家庭です。家計簿の費目(カテゴリー)を、多すぎず少なすぎず、続けやすい数で提案してください。固定費と変動費に分けて教えてください。
返ってきた費目のうち、「これは要らない」「これを足したい」と会話で調整すれば、自分仕様の費目リストが完成します。ここを自分に合わせておくと、あとがぐっとラクになります。実際のやりとりは、こんなイメージです。
ステップ2:記録の「型」を作ってもらう
次に、毎日つける記録の型を作ります。スプレッドシート(Googleスプレッドシートなど)で管理したい人は、そのまま貼り付けられる形でもらうのがおすすめです。
上の費目で家計簿をつけたいです。日付・費目・金額・メモの列がある表の形式で、スプレッドシートにコピペできるように作ってください。月ごとの費目別合計も自動で出したいので、合計欄も用意してください。
表の見出しや、合計を出すための計算式(SUMIFなど)まで提案してくれます。「関数の意味が分からない」ときは、そのまま「この式は何をしているのか、初心者にも分かるように説明して」と聞けばOKです。
ステップ3:支出をまとめて貼って、自動で分類してもらう
毎日きっちり分類するのは大変です。レシートや支出をメモ書きでまとめて貼り、ChatGPTに費目分けしてもらうと、手間が激減します。
以下は今週使ったお金のメモです。上で決めた費目に分類して、費目ごとの合計も出してください。 ・スーパー 3200円 ・ドラッグストア 1800円 ・電車 620円 ・カフェ 500円 …(続けて貼る)
金額と店名をざっくり貼るだけで、費目ごとに振り分けて合計まで出してくれます。分類が違っていたら「カフェは”交際費”ではなく”食費”にして」と直せば、次からその通りにしてくれます。
ステップ4:月末に集計・分析までまかせる
1か月分たまったら、集計結果をふり返ります。ここから先の「分析の聞き方」は、月末5分の支出ふり返りプロンプト集で詳しくまとめているので、あわせて使ってください。「先月と比べて増えた費目トップ3」「固定費で見直せそうな項目」など、具体的に聞くのがコツです。
つまり、作る(この記事)→ つける → 分析する(プロンプト集の記事)という流れが、ChatGPTだけで一通り完結します。
使うときに気をつけること
便利な一方で、いくつか守っておきたい点があります。
- 個人情報や口座番号・カード番号は入力しない。費目と金額だけで家計簿は十分作れます
- 金額は概算でよい。1円単位まで合わせようとすると続きません
- AIの分類・計算は最後に自分でも確認する。特に合計の計算式は、一度自分で検算しておくと安心です
- 表やCSVは自分の手元にも保存する。ChatGPTの会話は消えることがあるので、スプレッドシート等に残しておきます
もっと入力を減らしたいなら
「手で貼るのも面倒」という場合は、レシート撮影で自動化する方法もあります。ChatGPTで作った費目の考え方はそのまま活かせるので、レシート撮影で家計簿を自動化。入力ゼロで続ける手順とコツや、自分に合うアプリのタイプを知りたい方はAI家計簿アプリのおすすめ。失敗しないタイプ別の選び方も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
家計のデータをChatGPTに入れて大丈夫?
口座番号・氏名・カード番号など、個人が特定できる情報は入力しないのが基本です。金額とカテゴリー(食費・光熱費など)だけにとどめれば、実用上は十分に使えます。気になる場合の考え方はChatGPTに家計を相談するときの注意点にまとめています。
無料版でもできる?
基本の集計や分類なら無料版でも十分できます。長い履歴をまとめて扱ったり、ファイルの読み取りを多用したりするなら、有料版のほうが快適な場面もあります。まずは無料で試して、物足りなければ検討する順番がおすすめです。
毎回入力するのが面倒。続けるコツは?
レシート撮影アプリやアプリのCSV書き出しと組み合わせて、入力そのものを減らすのがコツです。毎日つけなくても、月末に5分だけまとめて振り返るだけでも十分に役立ちます。
まとめ:家計簿は「自分仕様」で作れば続く
ChatGPTを使えば、家計簿を自分の暮らしに合わせて一から作れます。手順をおさらいします。
- 費目を決める(自分の家庭に合わせて相談する)
- 記録の型を作る(スプレッドシートにコピペできる形で)
- 支出をまとめて貼り、自動分類する
- 月末に集計・分析までまかせる
市販のアプリが合わなかった人ほど、「自分仕様の家計簿」はしっくりくるはずです。まずはステップ1の「費目を決める」プロンプトから、気軽に試してみてください。
※ ChatGPTの機能・料金プランは変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
このテーマのまとめ AIで家計管理を始める完全ガイド。記録の自動化からChatGPT活用まで AIで家計管理を始めたい人向けの完全ガイド。家計簿の記録を自動化する方法、ChatGPTで支出を分析・相談するやり方、安全に使うための注意点まで、共働き・子育て家庭が無理なく続けられる順番で、我が家の実践を交えてまとめました。