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待機電力を減らす方法。
年間228kWhのムダを無理なく削るコツ

公開: 文: 波音(Namine) 約9分で読めます

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使っていない家電のコンセントは抜いた方がいい、と聞くけれど、正直めんどう。分かります、我が家もそうでした。でも待機電力は家庭の消費電力の約5%を占めていて、放っておくとじわじわ電気代に効いてきます。

そもそも待機電力とは?家庭の約5%

待機電力(待機時消費電力)とは、家電を使っていないのに、コンセントにつないでいるだけで消費される電力のことです。リモコンの待ち受けや、時計表示、通信の待機などで、じわじわ電気を使っています。

資源エネルギー庁の調査によると、家庭の年間消費電力量のうち約5.1%(1世帯あたり年間およそ228kWh)が待機電力とされています。金額にすると大きくはありませんが、使っていないのに払っている電気であることは確かです。

待機電力が大きい家電の代表

すべての家電を気にする必要はありません。待機電力が比較的大きいと言われるのは、次のような家電です。ここに絞るのが効率的です。

  • テレビ・録画機・ゲーム機などのAV機器(周辺機器がまとまっている)
  • 給湯器のリモコン
  • 温水洗浄便座
  • パソコン・周辺機器
  • 使っていない充電器類(挿しっぱなし)

逆に、冷蔵庫は24時間動かす必要があるので対象外(絶対に切らないでください)。エアコンも、シーズン中は待機を切るメリットより手間の方が大きいことが多いです。

実際、家庭の待機電力が「何に使われているか」を、公的な調査データで見てみましょう。

家庭の待機時消費電力の機器別割合(資源エネルギー庁の調査より)

ガス温水器19%
テレビ10%
エアコン8%
電話機8%
レコーダー6%
温水洗浄便座5%
パソコン4%

出典:資源エネルギー庁「平成24年度 待機時消費電力調査」機器別割合(棒の長さは最大値を基準にした相対表示)。ほかに「その他」が約32%。

ここで大事なのは、1位のガス温水器は待機を切りにくい(切ると給湯に支障が出る)ということ。つまり、家庭で現実的に狙えるのは、2位以降の「テレビ・レコーダーなどのAV機器」です。ここに絞るのが、いちばん手間対効果が良いと分かります。

待機電力を減らす方法(ラクな順)

方法1:使わない充電器・家電を「挿しっぱなしにしない」

いちばん手軽なのがこれ。スマホの充電器や、使っていない季節家電をコンセントに挿したままにしないだけで、地味に効きます。まずはここから。

方法2:スイッチ付き電源タップでまとめて切る

コンセントを毎回抜き差しするのは面倒なうえ、差込口も傷みます。スイッチ付きの電源タップを使えば、テレビ周りなどをまとめて、スイッチひとつでオフにできます。数百円〜で導入でき、いちばんコスパのいい方法です。

方法3:スマートプラグで「自動・遠隔」でオフにする

「スイッチを切ること自体を忘れる」なら、仕組みで自動化するのが確実です。スマートプラグを使えば、

  • 「毎晩23時に自動でオフ」とスケジュールを組む
  • 外出先からスマホでまとめてオフにする
  • 消費電力を数字で見て、ムダの大きい家電を特定する

といったことができます。意志の力に頼らず、「切る」を仕組みに変えられるのが強みです。我が家では、テレビ・録画機・スピーカーを1つのスマートプラグにまとめてつなぎ、寝ている間と外出中は自動でオフにしています。

どこまでやる?「手間対効果」で決める

正直に言うと、待機電力の削減は「金額」で見ると劇的ではありません。だからこそ、手間をかけずに続けられる方法を選ぶのが大事です。

  • ズボラでもできる範囲:挿しっぱなしをやめる+電源タップ
  • もう一歩踏み込む:待機電力の大きいテレビ周りをスマートプラグで自動オフ
  • やりすぎ注意:冷蔵庫やルーターなど、切ると生活に支障が出るものは対象にしない

「頑張って毎回抜く」は続きません。続く仕組みに落とし込むことが、結局いちばんの節約になります。

見える化から始めると、ムダが分かる

「どの家電の待機電力が大きいか」は、家庭によって違います。電力計測機能つきのスマートプラグを使うと、家電ごとの消費電力を数字で確認できるので、狙いを定めやすくなります。

我が家で使っているのは、電力計測チップ内蔵のSwitchBot プラグミニ(単品1,980円/2個セット3,780円・定格1500W)です。「どこにムダがあるか」を数字で把握してから対策できたのが、結果的に一番効きました。実際に電気代へどれくらい効いたかはスマートプラグで電気代は下がる?1年使って見えた本当の効果で正直にまとめています。

消費電力が見えるSwitchBot プラグミニを見る

まとめ:待機電力は「仕組み」で減らす

待機電力は家庭の消費電力の約5%。減らすコツは、気合いではなく仕組みです。

  1. 使わない充電器・家電を挿しっぱなしにしない
  2. テレビ周りはスイッチ付き電源タップでまとめて切る
  3. 切り忘れるならスマートプラグで自動オフにする

固定費・光熱費全体の見直しとあわせてやると効果的です。毎月変わる電気代の管理のコツは固定費、金額が毎月変わるものはどう管理する?見落とし防止のコツもどうぞ。光熱費・固定費を効果の大きい順に下げる全体像は、光熱費・固定費を下げる完全ガイドにまとめています。

よくある質問(FAQ)

待機電力を全部カットすると、年間いくら節約できる?

待機電力は家庭の消費電力の約5%(年間およそ228kWh)。仮に電気料金を1kWh=31円とすると年間およそ7,000円前後が目安です。ただし現実にはすべては切れないので、実際の節約額はこの一部になります。金額より「ムダを仕組みで減らす」意識が大切です。

コンセントを抜くと家電が壊れない?

多くの家電は問題ありませんが、録画予約中のレコーダーや、時刻・設定を保持する機器は、抜くと設定が消えることがあります。心配な機器は電源タップのスイッチで「主電源だけ切る」運用が安全です。

冷蔵庫やルーターの待機電力も切るべき?

いいえ。冷蔵庫は24時間必要なので絶対に切らないでください。ルーターも切ると通信に支障が出ます。待機電力の対策は「切っても困らない家電」だけが対象です。

結局、まず何をすればいい?

テレビ周りのAV機器を、スイッチ付き電源タップかスマートプラグでまとめてオフにすること。ここが待機電力の狙い目で、手間もかからず効果が分かりやすいです。

※ 待機電力の割合・電気料金単価は調査・家庭・契約により異なります。価格・仕様は変動するため、購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。

このテーマのまとめ 光熱費・固定費を下げる完全ガイド。共働き家庭が効果の大きい順に見直す 電気・ガス・水道・通信費など、共働き家庭の光熱費と固定費を下げる方法を、効果の大きい順にまとめた完全ガイドです。固定費の見直しから家電の使い方、スマートプラグでの見える化まで、我が家の実践と公的データをもとに、何からどう下げるかを整理しました。

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波音(Namine)

共働き・子育て中の働く親。AIを使った家計管理や副業の実践記録を、等身大でつづっています。難しい専門用語はなるべく使わず、明日から試せる工夫を大切に。

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