共働きの貯金額、平均はいくら?
数字に振り回されない考え方
共働きの家庭は、みんなどれくらい貯金しているのか。気になって調べる人は多いはずです。でも先に大事なことを言うと、平均額に振り回される必要はありません。ここでは、共働きの貯金額の「平均の正しい見方」と、それより大事な「自分たちの目標の決め方」を整理します。
「平均貯金額」を鵜呑みにしない理由
各種調査で「◯◯世帯の平均貯蓄額は◯◯万円」といった数字を目にします。でも、この平均には落とし穴があります。
- 一部の大きい世帯が、平均を引き上げている:平均は「ごく一部のお金持ち」に引っ張られやすい
- 年齢・年収・地域・子どもの数がバラバラ:条件が違う世帯の平均は、自分の参考になりにくい
- 平均を見て焦っても、家計は改善しない
だから、平均は「へえ、そうなんだ」くらいに受け止めて、自分たちの状況で考えるのが正解です。参考にするなら、平均より「中央値(真ん中の人の額)」のほうが実態に近いとされています。実際、公的な調査でも平均と中央値には大きな差があります。
二人以上世帯の金融資産保有額(平均と中央値の差)
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2023年)」二人以上世帯。平均は一部の高額世帯に引き上げられるため、実態に近いのは中央値(棒の長さは平均を基準にした相対表示)。
平均は約1,307万円でも、真ん中の人(中央値)は約330万円。この差が、「平均に振り回されなくていい」理由をはっきり示しています。
平均より大事なのは「自分たちの目標額」
比べるべきは他人ではなく、自分たちのライフプランです。目標額は、これから必要になるお金から逆算して決めます。
- 教育費:子どもの進学に向けて、いつまでにいくら(子どもの教育費、いつから・いくら貯める?)
- 住宅:購入予定があるなら、頭金の目標
- 老後:長期でコツコツ準備する分
- 生活防衛資金:もしもの備え(生活防衛資金はいくら必要?)
「平均より多いか少ないか」ではなく、「我が家の目標に対して進んでいるか」で判断すれば、無用な焦りや見栄から解放されます。
貯金額より「貯まる仕組み」を見る
貯金は、今の残高より、毎月確実に増えているかのほうが大事です。仕組みができていれば、額は自然についてきます。
- 毎月、収入の1〜2割を先取り貯金できているか(先取り貯金のやり方)
- 固定費を見直して、貯金に回す余力を作れているか(家計の見直しは何から?)
共働きだからこそ気をつけたい「気の緩み」
共働きは収入に余裕がある分、「二人で稼いでいるから大丈夫」と、貯金が後回しになりやすいという落とし穴があります。お互いの貯金額を把握しておらず、「相手が貯めていると思っていた」というすれ違いも起きがちです。
- 二人の貯金の状況を、たまに共有する
- 共通の目標(教育費・住宅など)を、一緒に決めておく
夫婦の家計の分け方は夫婦別財布、精算どうしてる?よくある分担方法とその選び方も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
共働きの貯金額の平均はいくら?
世帯の年代や収入によって幅が大きく、一つの数字で言い切れません。平均はあくまで参考程度にして、「我が家はいくら必要か」という目標で考えるほうが、現実的で気もラクです。平均に振り回されないことが大切です。
毎月いくら貯めればいい?
手取りの一定割合を、使う前に「先取り」で貯めるのが基本です。金額の正解は家庭ごとに違うので、まずは無理のない割合から始めて、慣れたら少しずつ増やしていくのがおすすめです。
平均より少なくて不安です
平均は参考程度で十分です。それより、いざというときの生活防衛資金と、目的別の貯蓄(教育費・住宅など)が用意できているかを優先しましょう。他人との比較より、自分の目標に近づいているかが大事です。
まとめ:平均ではなく「我が家の目標」で考える
共働きの貯金額について、大事なことをおさらいします。
- 平均額は一部の世帯に引っ張られるので鵜呑みにしない
- 比べるべきは他人ではなく、自分たちのライフプラン
- 額より、毎月確実に貯まる仕組みがあるかを見る
- 共働きは「気の緩み」に注意。二人で共有・目標設定を
他人の平均に一喜一憂するより、我が家の目標に向かって着実に。まずは「これから必要になるお金」を書き出してみてください。
※ 調査の数値は出典・時期により異なります。大きな資産設計は、必要に応じて専門家にも相談してください。
このテーマのまとめ AIで家計管理を始める完全ガイド。記録の自動化からChatGPT活用まで AIで家計管理を始めたい人向けの完全ガイド。家計簿の記録を自動化する方法、ChatGPTで支出を分析・相談するやり方、安全に使うための注意点まで、共働き・子育て家庭が無理なく続けられる順番で、我が家の実践を交えてまとめました。