レビュー・買ってよかった

節電グッズのおすすめ。
効果があるもの・ないものを正直に

公開: 文: 波音(Namine) 約13分で読めます

※ 本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。商品・サービスは実際の使用感や公開情報をもとに、できるだけ正直に紹介しています。

節電グッズには、電気代に効くものと、ほとんど効かないものがあります。その線引きを、仕組みから分けて書きます。

節電グッズを選ぶ大前提

まず大事な考え方から。節電グッズの効果は、「使っていない電気のムダを減らせるか」で決まります。魔法のように電気代が半額になるグッズはありません。

  • 効果が出るのは「ムダを見つけて、断つ」タイプ
  • 「つけるだけで劇的に安くなる」系は、過度な期待は禁物

この前提で、効果が期待できるものを見ていきましょう。

効果が期待できる節電グッズ

1. スマートプラグ(電力の見える化+自動オフ)

いちばんおすすめなのがスマートプラグです。理由は、節電の基本である「ムダを見つけて断つ」を両方できるから。

  • 電力の見える化:どの家電が電気を食っているか、数字で分かる
  • 自動オフ・タイマー:待機電力や消し忘れを、仕組みで断てる

我が家では、電力計測チップ内蔵のSwitchBot プラグミニ(単品1,980円/2個セット3,780円・定格1500W)を使っています。「どこにムダがあるか」を把握してから対策できたのが、結果的に一番効きました。使い方はスマートプラグでできることと使い方、電気代への実際の効果はスマートプラグで電気代は下がる?1年使って見えた本当の効果にまとめています。

SwitchBot プラグミニをチェックする

2. スイッチ付き電源タップ

千円台で買える、いちばん手軽な節電グッズです。テレビ周りなどの待機電力を、スイッチひとつでまとめて断てます。

待機電力がどれくらいあるかは、公的な調査の数字があります。資源エネルギー庁の省エネ性能カタログによると、1世帯あたりの待機時消費電力は年間228kWhで、家庭全体の消費電力量(年4,432kWh)の5.1%にあたります。1kWhを31円で計算すると、待機電力だけで年間およそ7,000円です。

ただし、この7,000円が丸ごと浮くわけではありません。冷蔵庫、録画予約中のレコーダー、Wi-Fiルーター、電話機のように、切ってはいけない・切ると困る機器がかなりあります。現実に断てるのはこのうちの一部で、数千円がいいところ、と見ておくのが正直なところです。

選ぶときに見るポイントは4つあります。

  • 個別スイッチ:口ごとに切れないと、結局まとめて全部落とすことになり使わなくなります
  • 雷ガード:落雷時のサージから機器を守ります
  • ホコリシャッター:使っていない口にホコリが溜まるのを防ぎます(トラッキング火災の予防)
  • スイッチが光らないタイプ:寝室で使うなら重要です。ランプが眩しくて結局スイッチを切らなくなった、という声があります

この4つを満たすものとして分かりやすいのが、エレコムのT-K6A-2630WH(6個口・コード3m・雷ガード・個別スイッチ・ホコリシャッター付き)です。テレビ台の裏のように口数が要る場所なら、この条件で選んでおけば外しません。型番で選びたいときは、メーカー公式のショップが確実です。

楽天(エレコム公式店)で節電タップを見る

3. 断熱・保温グッズ(窓の断熱シート・カーテンなど)

エアコンの効率は、部屋の断熱で大きく変わります。そして断熱で最優先すべきは、壁でも天井でもなく窓です。

資源エネルギー庁によると、冬は室内の熱の58%が窓から逃げ、夏は外から入ってくる熱の73%が窓から入ってきます。つまり冷暖房でつくった快適さは、その多くが窓から出入りしている計算です。エアコンの設定温度を1℃がまんするより、窓を1枚ふさぐほうが効くことがあるのは、この比率のためです。

窓の断熱シートには、いくつかタイプがあります。

タイプ特徴向いている場面
気泡(プチプチ)タイプ厚みがあり断熱性が高い。半透明で視界は遮る寝室・浴室など見た目を気にしない窓
フォームタイプ気泡タイプより薄手で扱いやすいリビングなど広い窓
夏冬兼用タイプ冬の保温と夏の遮熱を兼ねる貼りっぱなしにしたい窓

楽天(ニトムズ公式店)で窓の断熱シートを見る

貼る前に1つだけ確認してください。ガラスの種類によっては、貼ると熱がこもって割れる(熱割れ)おそれがあり、使えない製品があります。網入りガラス、複層ガラス、Low-Eガラスなどが該当することが多いので、購入前にパッケージや商品ページの注意書きを必ず読んでください。ここを飛ばすと、節約どころかガラスの交換代がかかります。

4. LED電球

まだ白熱電球を使っているなら、これがいちばん効果が分かりやすい節電です。数字にすると差が一目で分かります。

一般的な60W形の白熱電球は、実際の消費電力が54Wほど。同じ明るさのLED電球(60形相当)は7W前後です。1日5時間、1年間つけた場合の電気代を、1kWh=31円で計算するとこうなります。

電球1個あたりの年間電気代(1日5時間・31円/kWhで計算)

白熱電球(54W)約3,055円
LED電球(7W)約396円

消費電力(kW)×単価31円×1,825時間で計算した例。電気料金の単価や点灯時間により変わります。

差は1個あたり年間およそ2,600円。電球そのものは1個数百円なので、よく使う部屋の1個を替えるだけでも、数か月で元が取れる計算になります。寿命も白熱電球の1,000〜2,000時間に対し、LEDは約40,000時間と桁が違うので、交換の手間も減ります。

なお、時間で自動的に点けたい、色や明るさを変えたいという用途なら、スマートLED電球という選択肢もあります。我が家でも使っていて、朝の点灯やリビングの時間帯切り替えに役立っています。ただし壁のスイッチを切ると操作できなくなるという制約があるので、詳しくはSwitchBot スマート電球レビューを読んでから判断してください。節電だけが目的なら、普通のLED電球で十分です。

まとめ買いのほうが1個あたりは安くなります。ただし2つだけ注意があります。器具が密閉型(浴室やダウンライトなど)なら「密閉形器具対応」と書かれたものを、明るさを変えられる照明なら「調光器対応」を選んでください。ここを間違えると、点かない・寿命が極端に縮むといったことが起きます。

楽天(アイリスオーヤマ公式店)でLED電球を見る

気休めになりがちなもの

正直に言うと、「効果を過度に期待しないほうがいい」ものもあります。

  • 「差すだけで節電」をうたう怪しいグッズ:効果が疑わしいものもあるので注意
  • 使い方が合っていない節電グッズ:例えば、そもそもムダが少ない家電に付けても効果は薄い

「つけるだけで劇的に安くなる」という宣伝は、疑ってかかるのが安全です。

よくある質問(FAQ)

節電グッズで電気代はどのくらい下がる?

グッズ単体で劇的に下がることはありません。効果が出るのは「使っていない電気のムダを断つ」タイプで、待機電力や消し忘れを減らす分の節約になります。大きく下げたいなら、消費の大きい家電の使い方や料金プランの見直しのほうが効果的です。

「差すだけで節電」のグッズは効果がある?

効果が疑わしいものが多いので、過度な期待は禁物です。仕組みが説明されていない「劇的に安くなる」系の宣伝は、疑ってかかるのが安全です。

まず何から買えばいい?

手軽さなら千円台のスイッチ付き電源タップ、節約の狙いを定めたいなら電力計測つきのスマートプラグ(1,980円)がおすすめです。どこにムダがあるかを見える化してから対策すると、ムダな出費になりません。

待機電力を全部切れば年間7,000円浮く?

浮きません。資源エネルギー庁の数字では1世帯あたり年間228kWh(約7,000円相当)が待機電力ですが、冷蔵庫・録画予約中のレコーダー・Wi-Fiルーター・電話機など、切れない機器がかなり含まれます。実際に断てるのはその一部で、数千円程度と考えておくのが現実的です。

窓の断熱シートは、どの窓でも貼れる?

貼れない場合があります。網入りガラス・複層ガラス・Low-Eガラスなどは、熱がこもって割れる(熱割れ)おそれがあり、対象外としている製品が多いです。購入前にパッケージや商品ページの注意書きを必ず確認してください。ガラスの交換代のほうが高くつきます。

LED電球に替えると、どのくらい安くなる?

1日5時間使う電球1個で、年間およそ2,600円の差です(白熱54Wで約3,055円、LED 7Wで約396円/31円/kWhで計算)。電球は1個数百円なので、よく使う部屋から替えれば数か月で元が取れます。買うときは「密閉形器具対応」「調光器対応」の表示だけ確認しましょう。

まとめ:「ムダを断つ」グッズを選ぶ

節電グッズのおすすめをおさらいします。

  1. スマートプラグ(1,980円):見える化+自動オフでムダを断つ(いちばんおすすめ)
  2. スイッチ付き電源タップ(千円台):待機電力を手動で断つ。個別スイッチ・雷ガードは必須
  3. 窓の断熱シート:冬は熱の58%、夏は73%が窓から出入りするので、断熱は窓から
  4. LED電球:白熱電球から替えると1個あたり年間およそ2,600円の差

節電の基本は「ムダを見つけて断つ」こと。まずは、どこにムダがあるかを見える化するところから始めるのがおすすめです。電気代が高い原因の探し方は電気代が高い原因は?、待機電力の減らし方は待機電力を減らす方法も参考にしてください。

この記事で参考にした数字の出典

電気代の計算はいずれも1kWh=31円で統一しています。契約している料金プランによって単価は変わるため、正確に知りたい場合は検針票の単価に置き換えて計算してください。

※ 価格・仕様・効果は製品や使用環境により異なります。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。

このテーマのまとめ 働く親の「買ってよかったもの」まとめ。在宅ワーク・家事・通勤で本当に役立った物 共働き・子育て中の働く親が買ってよかったものを、価格つきの一覧とシーン別にまとめました。デスク環境のガジェットからスマート家電、通勤の持ち物まで。予算1万円で何を買うか、そしてあえて買っていないものとその理由まで、実体験とリサーチをもとに正直に紹介します。

Author この記事を書いた人

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波音(Namine)

共働き・子育て中の働く親。AIを使った家計管理や副業の実践記録を、等身大でつづっています。難しい専門用語はなるべく使わず、明日から試せる工夫を大切に。

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