共働きの時短家電、優先順位は?
後悔しない揃える順番
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時短家電は数が多く、予算にも限りがあります。何から買うかで、同じ金額でも減る手間が変わります。
先に断っておくと、我が家に入っているのはスマートプラグ・スマートロック・スマートカーテン・スマート電球の4つだけで、食洗機も乾燥機もロボット掃除機もありません。使った感想は書けないので、この記事は公式のデータと価格の整理に徹します。そのぶん、数字ははっきり出します。
優先順位の基本:「一番つらい家事」から手放す
時短家電を選ぶときの大原則は、「自分の家庭で一番つらい・時間がかかっている家事」から手放すことです。人気ランキング順ではありません。
- 毎日発生する家事ほど、時短効果が大きい
- 「やりたくない家事」を手放すと、満足度が高い
- 家庭によって、つらい家事は違う(だから優先順位も違う)
まずは「我が家で一番の負担は何か」を考えるところから始めます。
時短効果が大きい家電(一般的な優先度)
優先度・高:毎日発生する家事を手放すもの
- 食洗機:毎日の食器洗いを丸ごと自動化。「導入して一番よかった」という声が多い家電です
- ドラム式洗濯乾燥機:洗濯物を「干す・取り込む」手間が消える。共働きで洗濯の時間が取れない家庭に人気
- ロボット掃除機:床掃除を留守中に自動で。片付けの習慣とセットで効果的(共働き家庭のスマート家電、おすすめの導入順と選び方でも触れています)
優先度・中:場面によって効くもの
- 電気圧力鍋・自動調理鍋:材料を入れて放置で一品完成。帰宅後の調理がラクに
- スマート家電(プラグ・リモコン):比較的安く、暮らしの手間を減らせる
食洗機は「出費」ではない。水道代が下がる
時短家電は高い買い物です。ただ、食洗機については、家計目線で見落とされがちな事実があります。手洗いより水道代が安くなります。
パナソニックが公開しているデータでは、5人分の食器を手洗いすると1回あたり約75Lの水を使うのに対し、同社の卓上型食洗機では約9.9L。使う水の量が約87%減ります。1日2回使う前提で年間に直すと、約47,523Lの節水、金額にして約12,410円の水道代の節約になると試算されています。
食器洗い1回あたりの使用水量(5人分・パナソニック公式データ)
出典:パナソニック「食洗機の電気代と水道代」。食器の量・洗い方・機種により変わります。
もちろん、電気代は増えます。それでも水道代の減り方が大きいため、光熱費全体では手洗いより安くなる、というのがメーカー側の試算です。本体価格を何年で回収できるかという計算が成り立つ数少ない家電で、ここが他の時短家電と決定的に違います。
ただし、この数字は「毎日2回、5人分を洗う」前提です。家族が少なかったり、洗う回数が少なかったりすれば、節約額もそのぶん小さくなります。過度な期待は禁物ですが、「時短のために出費が増えるだけ」ではない、とは言えます。
賃貸でも置ける:工事不要のタンク式という選択肢
食洗機をあきらめる理由の多くが「工事が必要そうだから」です。ですが、いまはタンクに水を入れて動かす、工事不要のタイプがあります。コンセントと置き場所さえあれば、賃貸でも導入できます。
代表的な3機種を並べます。
| 機種 | 容量 | 価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ ISHT-5000-W | 3人用・食器15点 | 3万円台前半 | 価格を抑えたい人向け |
| シロカ PDW-5D | 約3人分・食器16点 | 4万円弱 | タンクと分岐水栓を切り替えられる2WAY。予約タイマー付き |
| パナソニック NP-TSP1-W | 4人分・食器24点 | 7万円前後 | 幅約55cm・奥行約34.1cm。容量と洗浄力で頭ひとつ抜ける |
選ぶ基準は、家族の人数です。大人2人か、子どもがまだ小さくて食器が少ないうちは3人用でも回ります。4人家族で毎食しっかり食器が出るなら、3人用だと1日に何度も回すことになり、かえって手間が増えます。ここを見誤ると「思ったより使わなかった」になりやすいところです。
2WAY対応の機種を選んでおくと、あとから分岐水栓の工事をして水道直結に切り替えられます。賃貸のうちはタンク式で使い、持ち家に移ったら直結にする、という運用ができるのは地味に効きます。
置き場所だけは、買う前に必ず測ってください。卓上型でも幅50cm前後・奥行35cm前後は取ります。シンク横にその面積が空いているか、水切りかごをどかす前提でいいのか。ここを曖昧にしたまま買うと、届いてから置き場所探しが始まります。
ドラム式洗濯乾燥機:相場と、後悔しない分かれ道
洗濯物を干す・取り込む手間が消える効果は大きい一方、金額もいちばん大きくなります。相場はおおむね13万〜30万円です。
決め手になるのは、乾燥をどれくらい使うかです。週3回以上使うならドラム式の価値が出ますが、たまにしか乾燥しないなら、縦型洗濯機のほうが本体価格を抑えられます。
乾燥方式の違いも押さえておいてください。
- ヒートポンプ式:空気中の熱を利用する。電気代が抑えられ、衣類が縮みにくい。本体は高め
- ヒーター式:ヒーターで作った温風を当てる。本体は安いが、電気代と衣類へのダメージは大きめ
毎日乾燥まで回すなら、本体が高くてもヒートポンプ式を選んだほうが、電気代と服の傷み方で後から効いてきます。逆に乾燥が週1回程度なら、ヒーター式で十分です。
ロボット掃除機・電気圧力鍋
ロボット掃除機は、床にものが多い家だと「事前の片付け」という新しい家事が生まれます。稼働音を気にする声もあります。主要ブランドの比較と価格帯は共働き家庭のスマート家電、おすすめの導入順と選び方に整理しました。
電気圧力鍋は1万円台から手が届き、材料を入れて放置できるのが利点です。ただし調理そのものには時間がかかるため、「帰ってから作る」より「朝セットしておく」使い方に向きます。置き場所が要る点も、キッチンが狭いと効いてきます。
予算が限られているときの考え方
全部を一度に揃える必要はありません。
- 一番つらい家事に効く1台から
- 効果を実感してから、次を検討する
- 安く始められるもの(スマート家電など)で、時短家電に慣れるのも手
比較的安く始められるスマートプラグについてはスマートプラグでできることと使い方、節電にもなる選び方は節電グッズのおすすめを参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
最初に買うべき時短家電は?
人気ランキングより、「我が家でいちばんつらい家事」を減らすものから選ぶのが正解です。食器洗いがつらいなら食洗機、洗濯物干しがつらいなら乾燥機、というように、負担の大きい家事から手をつけると満足度が高いです。
高いけど、元は取れる?
削減できる「時間」と「手間」で考えると判断しやすいです。毎日使うもの、毎日つらい家事を減らすものほど、価格以上の価値が出やすいです。逆に、たまにしか使わない家事の時短家電は、優先度を下げて構いません。
賃貸でも置ける?
食洗機なら、タンクに水を入れて動かす工事不要のタイプがあり、コンセントと置き場所さえあれば賃貸でも使えます。3万円台から選べます。ただし卓上型でも幅50cm前後・奥行35cm前後は取るので、買う前にシンク横の寸法を測っておいてください。
食洗機は電気代が上がって損じゃない?
電気代は増えますが、水道代がそれ以上に減ります。パナソニックのデータでは、5人分の食器の手洗いが1回約75Lなのに対し、卓上型食洗機は約9.9L。1日2回使う前提だと、年間で約12,410円の水道代節約と試算されています。ただし家族が少なく洗う回数も少なければ、節約額はそのぶん小さくなります。
食洗機は何人用を選べばいい?
家族の人数で決めてください。大人2人、または子どもがまだ小さくて食器が少ないうちは3人用でも回ります。4人家族で毎食しっかり食器が出るなら、3人用だと1日に何度も回すことになり、かえって手間が増えます。迷ったら大きめが無難ですが、そのぶん置き場所も必要になります。
ドラム式と縦型、どっちがいい?
乾燥機能を週に3回以上使うならドラム式、たまにしか使わないなら縦型で十分です。ドラム式の相場は13万〜30万円。毎日乾燥まで回すなら、本体が高くてもヒートポンプ式(電気代が安く衣類が縮みにくい)を選ぶほうが、あとから効いてきます。
まとめ:人気順ではなく「我が家のつらい家事」順
共働きの時短家電の優先順位をおさらいします。
- 選ぶ基準は「我が家で一番つらい家事」(人気順ではない)
- 食洗機は水道代が下がるため、本体価格の回収を計算できる数少ない時短家電
- 工事不要のタンク式なら3万円台から。賃貸でも置けるが、寸法の確認は必須
- ドラム式は13万〜30万円。乾燥を週3回以上使うかが分かれ道
- 予算が限られるなら1台ずつ、効果を見ながら
まずは「どの家事が一番つらいか」を家族で話し合ってみてください。そこに効く一台から揃えるのが、後悔しない順番です。金額の大きい買い物なので、先に固定費のほうを見直しておくと、予算が作りやすくなります。やり方は光熱費・固定費を下げる完全ガイドにまとめました。
在宅ワークや通勤も含めて、我が家が実際に買ってよかったものは働く親の「買ってよかったもの」まとめでシーン別に紹介しています。
この記事について
我が家で実体験があるのは、スマートプラグ・スマートロック・スマートカーテン・スマート電球です。食洗機・ドラム式洗濯乾燥機・ロボット掃除機・電気圧力鍋は未導入のため、使用感は語れません。本文は公式のデータと公開されている情報の整理です。
※ 価格・仕様・設置条件は製品により異なり、変動します。購入前に必ず販売ページと公式情報をご確認ください。
このテーマのまとめ 働く親の「買ってよかったもの」まとめ。在宅ワーク・家事・通勤で本当に役立った物 共働き・子育て中の働く親が買ってよかったものを、価格つきの一覧とシーン別にまとめました。デスク環境のガジェットからスマート家電、通勤の持ち物まで。予算1万円で何を買うか、そしてあえて買っていないものとその理由まで、実体験とリサーチをもとに正直に紹介します。